法律はどのようにして勉強するものなのか

法律はどのようにして勉強するものなのか

法律を勉強するときは、条文を暗記するようなことはしません。
それは辞書を暗記するようなものであり、意味のある勉強方法とは言えません。
よくテレビのドラマに出てくる弁護士は条文を何も見ずに読み上げますが、現実的ではありません。
たまたま知っている条文でしたら読み上げることができますが、ほとんどの条文は読み上げることができません。
それで全く問題ありません。
では、どのように法律を勉強するかというと、判例を見ながら考えることになります。
判例というのは、判決の例です。
どのような事件があり、どのような判決が出たかということを見ていきます。
その中に条文も出てくるので、出てきた条文は六法全書で調べます。
よく出てくる条文があるので、それは自然と覚えることができるでしょう。
重要なのは、どのような論理展開で判決が出たかということを見ることです。
そして、その判決が妥当かどうか自分の頭で考えることが重要です。
自分なら、どういう判決を出したかということを考えるのです。
色々な判例を見ていくうちに、法律の知識が身につくわけです。